事例
SCSKのクラウド導入事例を
ご紹介します。


全国3,000名規模が利用する
RadiusGuard認証基盤を短期間でAWSへ移行
安定的で柔軟なICT基盤を構築
三井不動産レジデンシャル株式会社 様
業種:不動産業
- AWS
- 移行支援
背景
三井不動産グループの総合不動産サービス企業として、全国10拠点・約3,000名体制で多角的なサービスを展開する三井不動産レジデンシャル株式会社様は、社内ネットワークにおける認証基盤「RadiusGuard」を運用していたが、ハードウェアの耐用期限やサポート期限も近づいていたため、リプレイスが急務となっていた。
課題
- ハードウェアのEOL対応が急務
- 物理サーバーの運用負荷や老朽化リスク
- 将来に向けたITインフラの安定性・柔軟性の不足
解決
AWSへの移行により、システムの柔軟性や運用効率、事業継続性が大幅に向上
解決01
短期間で認証基盤をAWSへリプレイス
MFRネットワークチームとSCSKによる少数精鋭体制で、約3ヵ月という短期間でRadiusGuardのAWS移行を実現。稼働中のシステムに影響を与えないよう、段階的な切替や業務時間外での作業を実施し、全国3,000名規模の認証基盤リプレイスをスピーディに実施した。
解決02
AWS移行で運用負荷軽減とセキュリティ強化を実現
AWSへの移行により物理サーバーの管理や老朽化リスクが解消。ハードウェア保守やOSアップデートなどの作業をクラウド事業者に委ね、CapEx(設備投資)からOpEx(運用費用)へのシフトを実現した。 また、バックアップや冗長化によるBCPも強化され、運用効率・安定性が向上した。
解決03
安定的で柔軟なITインフラを構築
AWSのスケーラブルなサービスにより、利用状況に応じたリソース調整が容易に。認証管理やアクセス制御にも柔軟に対応することができる。また、リモートワークや外出先からの接続も安定したことで、多様な働き方を支援。業務品質と事業継続性が保たれたICT基盤を構築することができた。
今後の展望
ゼロトラストに対応したICT基盤への進化
RadiusGuardのクラウド移行を皮切りに、中長期的にさらなるICT基盤の刷新を視野に入れ、今後はゼロトラストセキュリティの導入にも取り組んでいく。従来の境界型から、クラウド上で動的にアクセス制御を実施するゼロトラスト型へと進化させることで、拠点・働き方の多様化に伴うセキュリティ課題へ柔軟に対応する。SCSKと共にクラウド環境をベースにした「より柔軟かつコスト効率の高いITインフラ」を目指し、全社展開を進めていく計画となっている。