事例
SCSKのクラウド導入事例を
ご紹介します。


オンプレミスで運用する約300の社内システムを
最適なクラウドへ短期間で配置
沖電気工業株式会社 様
業種:製造業
- AWS
- DX
- USiZE
- マルチクラウド
- 導入支援
- 構築
- 移行支援
背景
沖電気工業様は、2031年に創業150周年を迎えるにあたり、将来に向けた価値創造に貢献するDX戦略を推進。その一環として、オンプレミスで運用してきた主要システムのクラウド移行に着手した。
現行データセンターの閉鎖が決まっており、社内システムの全面移行が必要な背景があり、レガシーなシステムの業務継続性に対する懸念も高まっていた。さらにクラウド移行の主担当となるIT企画管理部の人的リソースも限られているなど、課題は山積していた。
課題
- 現行データセンターが2025年度末に閉鎖されることが決定
- 複数の事業部門にまたがる300以上のシステムを移行する必要がある
- レガシー化したシステムの業務継続性に対する懸念
解決
AWS、USiZEと、最新のSCSKデータセンターを組み合わせたハイブリッドクラウド
解決01
全体計画と綿密な連携により短期間での移行を完了
SCSKが主導して作成した全体計画と、各システムの特性に応じた明確な仕分け・移行ポリシーにより、社内の金融、防衛、プリンターなど、多岐にわたる部門ユーザーとの調整各部門との調整が円滑に進み、スムーズな合意形成が可能となった。また、両社がエグゼクティブから現場まで緊密な連携を維持したことで、方針がぶれることなく、移行作業を迅速に遂行。結果として、AWSへの移行は半年以上前倒しで完了するなど、短期間での移行を実現した。
解決02
柔軟な移行対応と最適なクラウド配置
現行データセンターで運用されていたシステムの中には、単純なクラウドリフトが困難な商用データベースやプロキシサーバーなど重要システムが含まれていた。SCSKは、AWSへの移行が難しいシステムをSCSKのプライベートクラウド「USiZE」やSCSKのデータセンターへ柔軟に移行できるプランを提示。これにより、移行の障壁となっていた技術的制約をクリアすると同時に、各システムに最適な基盤を選定・配置を実現した。
解決03
移行後の各システムの安定性やパフォーマンスが向上
SCSKのIPアドレスの変更不要な仕組みや、AWS・USiZE・SCSKデータセンター間のシームレスな連携によって、業務継続性や可用性が大きく向上。運用開始後も大きなトラブルなく、各部門の業務が安定して遂行されている。移行後の運用品質の向上も含め、SCSKとのパートナーシップは、移行プロジェクトの成功を強力に支える要因となった。
今後の展望
重大障害発生時のBCPを強化するとともに、システムのモダナイゼーションを推進
新たな基盤に移行したことで、システムの安定性やパフォーマンスが高まり、オペレーションも快適になったと、各事業部門のユーザーからも高い評価が寄せられている。
「最終的にすべてのシステムをクラウドに移行することを原則としており、次のステップとして、一時的にUSiZEに退避させたシステムの改修とAWS移行を引き続き進めていきます。また重大障害の発生時の対策フローをSCSKと共に策定している過程にあり、ハイブリッドクラウドおよびAWSのマルチリージョンを活用したBCP強化にも臨んでいきます」と沖電気工業 須賀氏は、今後に向けた意向を示す。
また、AWSから提供されている豊富なサービスを活用し、クラウドネイティブな技術を取り入れたシステムのモダナイゼーションにも取り組んでいく予定だ。さらにOKIの海外グループ会社のシステムについても、同様にクラウド移行を検討していく。
OKIがこれらの新たな目標に進んでいくにあたり、これからもSCSKは共創パートナーとして伴走していく。