事例
SCSKのクラウド導入事例を
ご紹介します。
オンプレミスのホームページ基盤をAWSへ移行
ALL-SCSKの協力体制でインフラからアプリまで理想的なDXを実現
こくみん共済 coop 様
業種：共済
- AWS
- 導入支援
- 構築
- 運用支援
背景
こくみん共済 coop様では、オンプレミスで稼働していたホームページ・マイページ基盤においてハードウェア保守期限が迫り、インフラ・アプリを含むシステム全般のクラウド化を検討する必要があった。これに合わせてかねてからの懸案であったセキュリティやBCPに関する課題への対応を検討した。
課題
- 攻撃手段の多様化・高度化により、セキュリティリスクが高まっている
- BCP対策が不十分
- アプリケーションを含む移行やクラウドに関する経験、知識が不足
解決
クラウド移行から運用までALL-SCSKで伴走支援
解決01
AWSへの移行によりセキュリティを強化
AWSに移行したことで各種セキュリティサービスが利用可能に。外部からの攻撃、内部からの人的なリスクを軽減した。また、移行に伴いインフラのバージョンアップを実施したほか、SCSKの提供する運用サービス「S-Cred⁺」プラットフォームの導入でセキュリティ監視を自動化した。
解決02
リージョン間バックアップによるDR環境を構築
AWSの東京/大阪リージョンを利用し、大規模な災害に備えたインフラのDR環境を構築。障害発生時にバックアップからのリストアで復旧を行う。これにより、課題であったBCP対策のレベルを格段に引き上げることができた。
解決03
AWS専門チームとの協業でクラウド環境を最適化
SCSK社内でもAWSを専門とする技術支援チーム「テクニカルエスコートサービス」によりクラウドでの開発を強力に支援。同チームによる移行前Well-Architectedレビューを実施し、AWSのベストプラクティスに基づいたワークロードを形成した。
今後の展望
さらなるクラウド活用を推進
AWSへのサービスを活用した基盤に移行することでセキュリティやBCP対策のレベルを一挙に引き上げることができた。今回はハードウェア保守期限切れのためAWSへのリフトを先行したがまだ課題が残されている。完全にやり遂げられなかったバージョンアップの遂行やBCP対策を万全にすることが当面の目標である。将来的には、クラウドの特性を存分に生かすため、現行のモノリシックなシステムをマイクロサービス化し、AIなどの新たなサービスを活用していくクラウドネイティブ化も視野に開発を進めていきたい。移行だけでなくクラウドの設計構築も得意とするSCSKの強みを活かし、これからもこくみん共済 coop様における最適なクラウド活用のロードマップを提案しながら、「ALL-SCSK」の協力体制で伴走していく。
